
習い事を続けることはなかなか難しいことだと思っています。お稽古は楽しくても仕事や他のことが忙しかったり。他のことに興味が湧いて、情熱が薄れたり。上達を実感出来なくなってお稽古がつまらなくなってしまったり、、、これは全部私のことなのですが。
私の場合、始めてしばらくはどんどん上達して、先生から「この曲は難しいけどあなたなら弾ける!」と言われた曲を弾けるように頑張ることがとても楽しかったです。親や身近な人に演奏会で「すごく上達しているね」と言ってもらえることもモチベーションの一つでした。
あと、お免状をとることもモチベーションになっていました。お金がかかることなので、生徒さんには特に勧めていませんが、免許状をとって満足してしまう、そんなモードに入っていたこともあります。
が、10年ほど経つと一通り曲を弾き、最初の頃ほど成長も感じられなくなってきました。他の習い事に夢中になって何ヶ月も休んだり(辞めようと思ったこともあります)、体調を崩して何もする気にならず休んだり、、とにかく休みがちになりましたが、演奏会を見に行き「私もまた舞台に立ちたい」とまた頑張りだす、この繰り返しでした。
ボランティア演奏やイベント出演に時々出るとやる気が湧く、ということも経験しました。普段は自分の為の練習なのですが、演奏をお聴き頂き「とても良い時間だった」と喜んでもらえることはとても嬉しかったのです。
2年ほど前に教室を開業してからはお弟子さんに教えることで大いなるやる気を頂いています。お弟子さんが上達する姿は私の何よりのモチベーションで、もうこの先「辞める」とは思わなさそうです。